The Focal Distance

若さとはこんな淋しい春なのか

清潔で正しい、理想的な社会の到来は近い

思っていることの半分もインターネットでは言えない、という感触がある。

私はそこそこいい大学の学生としてTwitterのフォロー・フォロワー関係を構築しており、現実には私の大学に通う学生はだいたいノンポリなのだが、それですらいまどきのやわらかいリベラル的な価値観をかなり内面化しているので、それに少しでも反するようなことを言えば立場がない。私は自分のことを、どちらかといえばリベラルだろうし、左翼だろうと認識しているのに、なおそう思っている。

だから、普段はごく少数の友人と直接話すときしか、とくに露悪的と思われることは言わないのだが、なんだかもう真夜中だしどうでもいいやという気分にさせられたのでこの文章を書いている。(書き終わってから鑑みると、これくらいのことは普段から言っている気もする。)

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科学と瞑想

以下の記事はnoteから移行したものです。

 

一般に通用することなのかは知らないが、疲れているが故に眠ることができないという状態がままある。

昨夜もまさにそれで、翌日の予定を考えると少しでも眠りたかったので、体をできるだけリラックスさせようと小一時間ほどがんばってみたりもしたのだが無駄で、「寝たまんまヨガ」というアプリを入れて無料のコースを試してみた。

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冬とオリオン座とスーパーカー

以下の記事はnoteから移行したものです。

 

年齢がひと桁くらいの頃はわりと天文少年で、同居していた祖母を連れて三鷹の天文台に遊びに行ったり、星座盤片手に公園で双眼鏡を覗いたりしていたが、その後ほかのことをたくさん覚えなければいけなくなるにつれて、星座などほとんど忘れてしまった。

僕が今でもなお認識できる星座のひとつがオリオン座で、冬を代表する星座だ。


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あれはなんだったんだろう

日常のなかのちょっとした出来事を、できればいつまでも愛でていたい。

僕は一介の学生に過ぎない。僕が今死んだところで回顧録が緊急増刷されたりはしない。僕の周りの人も大抵はそうである。単なる市井の人に過ぎない。
しかし、そういうごくふつうの人々の、平凡な生活のなかにも、多少のハプニングは起こり得る。それは災害とか大病とかいった類いのものではなく、むしろ後になって「あれはなんだったんだろう」と思い起こされるようなものだ。

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どうして独りで旅に出てしまうのか

今、独りで京都にいる。

先日、人と飲んでいて「どうして一人旅をするのかわからない」という話になった。その場には3人いて、私ともう1人が「一人旅をする派」、そして残る1人が「一人旅をしない派」だった。

酒に弱く、その場で話したことの仔細は覚えていないのだが、しない派の人が「旅行先での出来事を人と共有できないこと」を難点として捉えていた。我々する派は、「気のおけない人と旅に出るのはそれはそれで楽しいが、東京で遊ぶのを他の土地でやっているに過ぎない」(つまり本当は旅ではない)というようなことを言って反論したと思う。

それはただの酒の肴としての話題だったのだが、やけにそのことが頭に残っていて、実際のところ、なぜ一人旅をするのだろう、というのを考えてみたくなった。
今はその絶好の機会だし、旅行から帰ってきたのちにその旅についてきちんと書けた試しがないので、ホテルでこの文章を記している。

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